少し前の話、3月の半ばころ、ジュリアンの花が食害にあった。
何だか食べられているな、と思って、2日くらいしたら、もう花がなくなっていた。
その間、花の周りを調べてみても、虫がついている様子はない。
日中は土の中に潜っている虫なのか(去年、キキョウの葉っぱが食べられたときは、芋虫が土の中から出てきたのを捕獲した)。
それともほとんど見えないくらいの小さな虫が、花を食べた後、あっという間に羽化して飛び立ったのか。
そんなことを考えていたある風の強い雨の日、食べられた鉢植えの周りを見ると、少し離れた場所にかじられた花の切れ端が落ちているのを見つけた。
そして、鉢の近くに落ちていた鳥の糞。
虫だったら、食べた花をそんな所まで持っていくことは多分できない。
となると犯人(犯動物?)は鳥か。
ネットで検索してみると、どうやら鳥が花を食べたりすることもあるようだ。
朝、寝床の中から、最近暖かくなってきたせいか、鳥の鳴き声が聞こえて心地いいな、なんて思ったりしていたけれど、あれはもしかして花を食べに来ていたのか…。
と思うと少し悔しい。
現行犯で見たわけではないから断言はできないけれど、状況証拠は鳥有罪だ。
一度、食べられたジュリアンはその後、再び花を咲かせ、再度鳥に食べられ、三度目に咲いた花は今のところまだ食べられていない。
この間、なぜか黄色の花だけは一度も食べられていない。
黄色の花は美味しくないのだろうか。
そんなことがあり、うちのジュリアンの鉢は黄色の株だけ、他の色の株よりも大きい。