雲中午睡庵

小さな庭いじりや子連れ山登りなど写真を添えて

【子連れ登山記14】月山~小学2年生はじめての山小屋泊①まずは計画・準備!

夏休みの小学2年生の息子を連れて、山形県の月山へ出かけた。高山植物の咲くなだらかな草原の山は信仰の山。
子どもにとっては、初めての山小屋泊だ。

弥陀ヶ原、登山口付近を行く
【データ】
<メンバー>小学2年生息子と自分
<日付>2024年8月上旬
<ルート・所要時間>
(1日目)
埼玉県の自宅(上越新幹線とき)新潟駅特急いなほ鶴岡駅(バス・休暇村乗り継ぎ)月山八合目へ
月山八合目(15分)御田原参篭所(1時間35分)仏性池小屋
(2日目)
仏性池小屋(1時間25分)月山頂上(2時間45分)リフト上駅
月山姥沢(バス・道の駅にしかわ乗り継ぎ)寒河江駅(左沢線山形駅山形新幹線つばさ)自宅

1.夏休み、子どもを連れてどこへ行こう?

夏休み、子どもを連れて山へ行こうと思った。
普段なかなか行けない場所、山の上で泊まって夕日や朝日も見たい。2年生になった息子を連れて山小屋に泊まりたい。
そして、今まで僕も行ったことのない山。
とあれこれ考えて月山へ行くことにした。

埼玉の自宅から、朝一番の新幹線で、羽越線とバスを乗り継げば、その日のうちに山小屋へ着く。
翌日、頂上を通って、リフトの方に下りれば、夜8時ころには埼玉の自宅に帰れる。
登山地図のコースタイムは初日2時間弱、2日目3時間半だから、これまで日帰りで一緒に行った山よりも短い。

少し遠いけれど、可能だ。

新潟駅でいなほ1号に乗る(写っている電車は1本前の普通電車)

2.持ちもの

山小屋泊だからといって、持ち物はあまり変わらない。

登山靴にザック、雨具、非常食とおやつ、水、ヘッドライト、などなど。

ただ、1日目に晴れていても、2日目は雨、ということもある。
日帰りと違って、そんな時すぐに下山することはできないから、ザックや靴、雨具の防水性には気をつけたい。

今回、お姉ちゃんのお下がりの雨具は少しサイズが大きかったので、ズボンだけ、1つ小さいサイズを購入した。それとザックカバーも新調。

コロナ以降、山小屋に泊まる際は持って行くようになったインナーシーツも1つ追加した。

また、行きは乗り継ぎ時間があまりないので、おにぎりを朝握って持って行くことにした。子どもも慣れた家の味の方が食べやすい。

子どものリュックサックには、子どもの雨具とおやつ、それと水を1.5リットル、持たせた。

3.新幹線と特急、バスを乗り継いで登山口へ

鶴岡へは、まず上越新幹線に乗って新潟に行き、新潟駅特急いなほに乗り継ぐ。

特急いなほは、新潟の街を抜けると田んぼの中を走り抜け、村上を過ぎると日本海に沿って北へ向かう。
海の青は夏の色、遠くに粟島を見ながら崖沿いを右に左にカーブをきって進む車窓を見ると、それだけでもう来て良かったなと思う。

羽越線から見る日本海(車窓の写真はなかなか上手く撮れない)

余談だけれど、学生時代、飯豊山に登った帰り、メンバーの1人が海でキャンプをしようと言い出し、米坂線で坂町まで来て、羽越線で最初に海の見えた駅で下りて海岸でキャンプをしたことがあった。
同じ景色を見て、あらためていい選択だったなと思い出す。

踏切に立ち往生したトラックがいたとかで、新潟駅を出てすぐに10分ほど停車した影響で、鶴岡駅には少し遅れて到着。それでも予定のバスには間に合った。

ダイヤ通りに着いても、乗り継ぎ時間は30分ほど。考えてみれば、乗った電車のどれかが遅れれば乗り継ぎはできない訳で、これだけの長距離、分単位で乗り継ぎができるのはすごいことだと思う。
お腹が空くと子どもが車酔いをしそうだったので、持ってきたおにぎりを1つずつ、バスを待つ間に食べた。

鶴岡駅からはバス。羽黒山を経由し、途中の休暇村で乗り継いで、月山八合目へ向かう。
途中の乗り継ぎは事前に調べておかないと分からないので気をつけた方が良い。

乗り継いでからのバスは、今時珍しく、車掌が乗っている。
乗っていればその理由はすぐ分かって、道が狭いので対向車がいた時、車掌さんが誘導しないとすれ違えない。

ここまで小2の子どもは、前半のバスを寝ていたくらいで、ほとんど起きていたようだ。朝飲んだ酔い止め薬のおかげか、山道のバスに酔うこともなく、着くことができた。

続きはこちら。

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