雲中午睡庵

小さな庭いじりや子連れ山登りなど写真を添えて

【えほんパパ好み】てつどうの絵本

わが家は上2人が女の子、1番下が男の子の3人姉弟です。
男の子がだんだん大きくなってくると、家にある絵本もやっぱり変化が出てきて、乗り物系の絵本なんかが増えてきます。

そこで今回は、男の子の好きな鉄道の絵本を紹介します。

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と、ここまで書いておいて、実は下の子が生まれてから買ったのは、3冊のうち1冊だけだったりする…。

1.コトコトでんしゃ

1両編成の電車が牧場や山の中を、コトコトコトンと走っていく絵本。
この本で(パパが)一番好きなところは、山の中で電車を見ている動物の選択が、くまさん、かもしかさん、さるさん、というところです。
かわいらしい絵柄の小さい子向けの絵本だから、リアリティには多少目をつむって、もう少し動物園なんかにいそうな生き物にしてもよさそうなところ、かもしかを登場させる。
山登り好きとしては、日本の山の雰囲気が出ていて親しみを感じます。

文字も多くないので、0歳からでもいいかなと思います。

2.ペンギンきょうだい れっしゃのたび

ペンギンのきょうだい、おねえちゃん、ペンちゃん、ギンちゃんの3人が、列車に乗って、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行くお話。
3人の乗るマーガレット号ですが、どうやらディーゼル車っぽいのが、この本のポイントです。

出発するときの「ブウーン」という効果音。パンタグラフや架線のない絵。

ヨーロッパの頭端駅風な駅や、売店など、細部にこだわっている絵本なので、ここはやっぱりディーゼル車なのではないかな、と個人的には思っています。
(今回のブログのタイトルを「でんしゃ」でなく「てつどう」にしたのも、この本のそんな描写に敬意を表したちょっとしたこだわりです。この本のタイトルも「でんしゃ」でなく「れっしゃのたび」ですね。)

きっぷを拾ってくれるおじさんとか、乗り合わせた人(動物?)にも、それぞれ物語があるような描写も楽しいです。

この本もそれほど文字は多くないので、1~2歳くらいから楽しめるかなと思います。

3.しゅっぱつ しんこう!

この本は男の子も楽しいけれど、一番喜ぶのはお父さん、それも昭和生まれの、かもしれません。
表紙からし国鉄型の特急「はつかり」。
子どもの頃、プラレールや、おもちゃの車両で持っていた電車です。

僕は以前、函館に住んでいたことがあり、その頃JRの割引切符が飛行機と比べ安かったこともあり、しばしば青函トンネルから在来線特急と新幹線を乗り継いで、東京を往復していました。
この絵本の世界は、その時に見た盛岡周辺の景色だったりします。

そんなお父さんをノスタルジックにしてくれる絵本ですが、リアルな電車や気動車の描写は今の子どももしっかり魅了します。

2歳くらいからの男の子と、昭和生まれのお父さん向けの絵本です。