雲中午睡庵

小さな庭いじりや子連れ山登りなど写真を添えて

【星撮り夜記8】妙義山に沈むカシオペア

先週の土曜日、久しぶりに星を見に出かけた。行き先は妙義山の中之嶽駐車場。
以前、訪れた時は、駐車場にたくさんの車が停まり、世の中にはこんなにたくさん天文趣味の人がいたのか、と驚いたのだけど、今回は舗装された第1駐車場にはチェーンが張られ、未舗装の第2駐車場は空いていたのでそちらに車を停めた。

駐車場からは北側に妙義山の岩山が見えるので、なんとなく岩山とアンドロメダ銀河やカシオペア座を一緒に写せないかなと思っていた。

PENTAX K-1 Mark II, smc FA50mm F1.4, f/5.6, 20sec., ISO6400

と思って7時すぎに着いてみると、カシオペア座はギリギリ…。

とりあえず慌てて撮った上の写真にはアンドロメダ銀河は写っていない。

アンドロメダ銀河はもう沈んだかな、と思い何枚か写真を撮った後、広角のレンズに変えて撮ってみると、もっと左の方にいた。こっちも気づいた時には沈むまぎわ…。

PENTAX K-1 Mark II, smc FA28mm F2.8, f/5.6, 30sec., ISO3200

50mmの標準レンズに付け直して撮ってみると、こっちもギリギリ入った。

PENTAX K-1 Mark II, smc FA50mm F1.4, f/5.6, 30sec., ISO3200

 

でも何だか遠いし、写りもいまいち…。風も吹いていて寒く、この晩は早々に退散した。

カシオペアアンドロメダ銀河と妙義山で狙うならば、もう少し早い季節に来ないといけなかったみたいだ。
せめて事前に星座早見盤くらいは見とけ、というのが反省。
でも見たところで、休みとか、休みの日の天気とか、家族の予定とか、家族との関係とか、そんなものに振り回されたりする現実もあったりするのだよ…。

それと天体写真をレベルアップするには、何枚か写真を撮って、画像処理した方がきれいになる。そのためには時間をかけないといけないのだけど、その辺りの気持ちも寒さにあっさり負けてしまっているなあと思う。

赤道儀を買ったりすれば、その辺りも解決するだろうか、などと物欲に転嫁しようとするのは心の弱さか、向上心の現われか。