赤道儀が無くても天体を追尾撮影してくれるPENTAXの飛び道具・アストロトレーサーを使って撮る天体写真。今度はバラ星雲を撮ってみた。
バラ星雲という名前は本当に言いえて妙で、そう言われるともう宇宙に浮かぶ赤いバラにしか見えなくなってくる。
中央の暗い部分はおしべやめしべ、周りの星雲の濃淡が八重に重なったバラの花びらを思わせる。
焦点距離500mmのレンズでアストロトレーサーだと、追尾できるのはせいぜい20秒。(それでも結構流れているけれど…。)
露出時間は伸ばせないから、今回は感度を12800に上げてみた。
毎回、同じ感想だけれど、天体写真初心者としては、図鑑やネットで見た星雲の姿を自分で写したというのは単純に嬉しい。
でも、このくらいのサイズに縮小すると目立たないけれど、やっぱり星は点ではなく流れているし、折角空が暗い所に行っているのだから、もう少し露出時間を長くしてみたいと思う。
(やっぱりそのうち赤道儀を買ってしまいそうだ。)
ちなみにバラ星雲の場所は上の写真の通り。
冬の大三角の中、ベテルギウスとプロキオンを結んだ線の真ん中よりややベテルギウス寄り、三角の少し内側にある。
撮影場所は道平川ダム(荒船湖)。