雲中午睡庵

小さな庭いじりや子連れ山登りなど写真を添えて

徒長~イタヅラニ、ナガイ

育てている花や木が無駄に伸びてしまっている状態を徒長と言うらしい。
徒長を訓読みすると、いたずらに長い。
うちの植物たちは今まさにこの言葉が似合う。

伸びるつるバラ・バレリーナ

つるバラ・バレリーナは伸びる。伸びる枝の先に、まだ一輪、花が咲いている。

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【星撮夜記7】夏の北アルプス(太郎平、五色ヶ原)の星空

春から夏は、夜が短くて雲が多いので、なんとなく例年、星を見に行く機会が少なくなる。そんな中、数少ない機会になっているのが、泊りで山に登った時の星空で、今年は北アルプス薬師岳・五色ヶ原を縦走した際、星空を楽しむことができた。

登山のことを書いた時に使った写真と似たような写真が多いけれど、山の上で見た星空を振り返ってみたい。

PENTAX K-1 Mark II, D FA 21mm F2.4 Limited, f/2.5, ISO3200, 30sec., プロソフトンクリア使用

 

山登りの初日、太郎平小屋の近くで見た夏の天の川。
少し明るく写していた写真があったので、それを調整して草原を明るくしてみた。

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秋の花たち

少し盛りは過ぎてしまったけれど、うちの小さな庭でも秋の花たちが咲いていて、マクロレンズで撮ってみた。

まずはシュウメイギク

花壇に植えっぱなしのシュウメイギク。気づくと別の場所からも生えてきていて、だんだん増えているっぽい。

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【山歩写真】夜明けの五色ヶ原から、獅子を越え、鬼を横目に、龍王を越える~薬師岳・五色ヶ原縦走・4日目

7.五色ヶ原の夜明け

朝3時半に起きる。昨夜同室だった2人のうち1人はもうすでに出発、もう1人は僕が起きた頃に出発した。2人とも僕が2日かけて歩いた距離またはそれよりも遠くまで、1日で行くそうだ。

小屋の外に出ると東の空にオリオンや冬の星座が登っている。
夏山の明け方に見る冬の星座は、楽しかった夏もやがて終わることを暗示しているようで、いつも少し寂しい。

未明の五色ヶ原:PENTAX K-1 Mark II, D FA 21mm F2.4 Limited, f/2.4, ISO6400, 20sec., プロソフトンクリア使用

地平線はもううっすらと明るくなり始めているけれど、星はまだ見える。

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【山歩写真】急登から爽快な縦走路、そして五色ヶ原の夕焼け~薬師岳・五色ヶ原縦走3日目

薬師岳から五色ヶ原へ向かう時、一番標高の高い薬師岳を過ぎれば、後は高原のなだらかな道が続くと登る前は思っていたのだけれど、実際はそうでない。スゴの頭、越中沢岳と2つの急登が続く。それを登りきると、別天地のような開けた縦走路、そして道は五色ヶ原に続く。

五色ヶ原の夕暮れ:PENTAX K-1 Mark II, smc FA43mm F1.9, f/1.9, -0.3EV
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【山歩写真】薬師岳で天地の広さを感じる~薬師岳・五色ヶ原縦走2日目

3.薬師岳へ・天地の広さを感じる山登り

薬師岳・五色ヶ原縦走の2日目は、太郎平小屋から薬師岳を越えて、スゴ乗越小屋に向かう。
6時前に太郎平小屋を出発。少し歩くと、夜明けだ。

太郎平の夜明け:PENTAX K-1 Mark II, D FA 21mm F2.4 Limited, f/22, -1.0EV
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【山歩写真】草原の尾根を行き北アルプスの夕暮れと星を眺める~薬師岳・五色ヶ原縦走1日目

8月、北アルプス薬師岳・五色ヶ原を縦走した。
かねてより歩きたいと思っていた見晴らしのよい草原の道は、思い描いていた通り至福の縦走路だった。
天気にも恵まれた4日間の記録を書こうと思う。

1日目・太郎山の夕暮れ:PENTAX K-1 Mark II, D FA 21mm F2.4 Limited, f/2.4, -1.0EV
【データ】
<日付>2023年8月中下旬
<ルート>
(1日目)折立(1時間55分)森林限界のベンチ(1時間45分)五光岩(1時間)太郎平小屋
(2日目)太郎平小屋(1時間25分)薬師平ケルン(50分)薬師岳山荘(1時間5分)薬師岳山頂(50分)北薬師岳(2時間)間山(1時間15分)スゴ乗越小屋
(3日目)スゴ乗越小屋(50分)スゴ乗越(1時間)スゴの頭(2時間)越中沢岳(1時間10分)越中沢乗越(1時間15分)鳶山(1時間)五色ヶ原山荘
(4日目)五色ヶ原山荘(45分)ザラ峠(1時間30分)獅子岳(40分)鬼岳東面(1時間20分)龍王岳(1時間50分)室堂
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