雲中午睡庵

小さな庭いじりや子連れ山登りなど写真を添えて

天体写真初心者の撮影場所探し3:朝霧自然公園編

年末、九州から来た大学時代の知人を案内して、というか、自分の趣味につき合わせて、富士山周辺に夕景と星の写真を撮りに出かけた。
自分の趣味につき合わせて、と書いたけれど、自分が今一番楽しいと思っていることをするのはもてなしとしても正しいと言えなくもない、と少し言い訳する。

富士山東麓の山中湖で夕景を見た後、星を見に行ったのは富士山西麓の朝霧自然公園。昇る冬の星座と富士山を狙う。
国道139号線を反時計回りに西に向けて走っていくと、段々と周りが暗くなっていくのが分かる。
路面状況を心配していたけれど、乾いていて走行に問題はない。

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PENTAX K-1改, FA28mm F2.8, f/5.6, 30sec., ISO3200

朝霧自然公園に着いてみると…、オリオン座はだいぶ高く昇っていて、富士山からは離れてしまっていた。
富士山の右から丁度昇ってきた明るい星は大犬座のシリウス、左から昇るのは小犬座のプロキオン

朝霧自然公園は広い芝生の広場がある。天体観測をしている人はいたけれど、駐車場にいて、芝生広場はほかに誰もいなかった。

空の暗さは、前行った荒船湖や妙義山の方が気持ち少し暗いか?といった感じ。
とは言え、白鳥座のからカシオペア座にかけて、秋の天の川も肉眼でうっすら分かる。
南の低空は街灯りで少し明るい。1年前の年末年始、精進湖で星の写真を撮った時は、スキー場の明かりが気になったけれど、ここはそれもない。

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PENTAX K-1改, FA43mm Limited F1.8, f/5.6, 30sec., ISO3200

標準レンズを縦ポジションで撮ると、ギリギリ、オリオン座と富士山がフレームに収まった。

うむむ、やはりもう少し富士山とオリオン座を近くで写したかった。
夕景を撮った山中湖のパノラマ台から回ってくるのに、意外と1時間強かかったのが計画不足ではあったのだけれど、日没時間を考えると、オリオン座と富士山の共演は、もう少し早い時期に来て撮るべきテーマだったみたいだ。
来年の宿題にしておこう。

それにしても年末の朝霧高原は寒かった。帰り道の道路わきの温度計を見ると-8度となっていた。
そういうことも含めて、来年は11月くらいに再訪してみたい。

朝霧自然公園に来る前の山中湖の件はこちらから。

hirune-kumo.hatenablog.com